ディッキーズの作業ズボンが大人気!
ディッキーズ(Dickies)というアメリカ発祥の人気ワークウェア&カジュアルウェアブランドは、1990年代に日本の若者の間で知名度が一気に高まりました。ストリートファッションブームが一段落してからは、デザインのクオリティーも高い事が受けて働く男たちの間でカーゴパンツなどが作業ズボンとして人気を博しています。
そんなディッキーズの歴史や商品の特徴・価格帯、そして買い方に関する情報をお届けします。
ディッキーズというブランドの発祥
ディッキーズ(Dickies)という日本の働く男性達の間で有名なブランドは、アメリカで誕生しました。具体的な歴史としては、まだ日本が大正時代であった1920年にE.E.ディッキー、C.N.ウィリアムソンという2人のアメリカ人男性によって会社が立ち上げられます。
ディッキーとウィリアムソンの2人はアメリカ各地を回って現地で働く男たちから生の声をまず聞き、彼らの声を反映した作業着を提供し始めました。すると、品質が高くて値段も安くデザイン性も高い彼らの作業義はアメリカの労働者の間でどんどん人気が高まっていきます。
第二次大戦中には政府の要請でたくさんの制服を作った
1930年代に入るとディッキーズ(Dickies)というワークウェアブランドはアメリカ国内で確固たる地位を占めるようになりました。第二次世界大戦中には軍人着用制服の生産をアメリカ政府から委託され、戦争中に数百万枚に及ぶ商品を納入します。
第二次世界大戦が終結すると、南米などにも生産拠点を構えて大量生産を開始し、1970年代にはアメリカにおけるワークウェア需要のシェアをほぼ独占するまでになります。
1980年代からはカジュアルウェアブランド事業も本格化
その後、アメリカ国内ではデザイン性が高くて着心地も良いディッキーズの商品をワークシーンではなく日常シーンで着用する若者が増えていきました。その動向はディッキーズ運営会社にも伝わり、1980年代あたりからはワークウェア事業のほか、カジュアルウェア事業にも本格的に参入します。
1990年代に入るとアメリカにおいてストリートカルチャーブームが到来し、スケボーを愛する当時の若者の間で「874」という安くて丈夫な商品が大流行しました。なお、1995年頃からはアメリカからの流れを受けて日本でもストリートカルチャー&ファッションブームが起きます。
その中で、アメリカの若者の間で絶大な支持を受けるディッキーズはBAPE(A Bathing APE)・ネイバーフッドなどと並びストリートシーンにおける超人気ブランドとなります。1990年代の時点では日本法人というものが存在していませんでしたが、2011年にはウィリアムソン・ディッキー・ジャパン・リミテッドという会社が港区に設立されました。
日本法人が設立されてからは日本での事業も本格化し、オンリーショップが若者や働く男たちの間で大人気となります。
日本で"おしゃれなワークウェアブランド"という地位を確立
ディッキーズのワークウェア商品は機能性が高いだけでなくカジュアルウエアブランドとしても売り出してきただけにデザイン性が優れています。ストリートファッションブームが一段落すると日本ではシンプルな商品とは一線を画す"おしゃれなワークウェアブランド"としての人気が高まっていきました。
ちなみにこのブランドはトップス商品も提供していますが、ボトムス商品が充実しているのが特徴です。全国の工事現場などでは、ディッキーズのボトムス商品が作業ズボンとして人気を博しています。
ディッキーズはどんなパンツ商品を提供しているか
続いて、ディッキーズはどんなパンツ商品を提供しているのかを紹介します。日本の働く男たちの間で特に人気が高いのが、ゆったりとした履き心地で動きやすいほかサイドの大きなポケットには様々な物を収納できるカーゴパンツです。
その中でも、裾がリブ式になっているものは下から冷気が中に入って来ず暖かいため、冬場の作業現場で重宝されています。反対に夏場においてはひざ丈くらいの通気が良いハーフパンツが人気で、カーキなどの地味な色の商品ではなく蛍光色系など派手で華やかな色の商品もあります。
その他、カーゴパンツよりはタイトなデザインで大きなサイドポケットもついていないチノパンツあたりは仕事着・日常着兼用商品として人気です。ちなみにトップス商品に関して言うと「Dickies」という印象的なロゴが大きくプリントされたパーカー・トレーナーが人気です。
こういったトップス商品に関しては、男性だけでなく、ストリートファッションをこよなく愛する若い女性達の間でも高く支持されています。
ディッキーズのパンツ商品の価格帯情報
では主に作業ズボンとしての人気が高いディッキーズのパンツ商品はどれくらいで買えるのかをご紹介します。まず、特に作業ズボンとしての需要が高いカーゴパンツに関しては1万円前後が相場となっています。続いて、ハーフパンツやチノパンツに関しては6000円から7000円程度という安い値がつけられており、定価でも買いやすい価格設定となっています。
トレーナー・パーカーといった幅広い人達の間で人気があるトップス商品に関しては1万円前後が相場で、上下をディッキーズで揃えても2万円程度でおさまります。ただし各種アパレル商品の中で、アウター商品だけは割高に設定されています。
具体的にはスタジャン・ダウンジャケットや厚手のコート系商品を定価で買おうとすると、3万円前後の予算が必要となってきます。しかし、安く手に入れる手段がないわけではありません。セールの時期において終盤のファイナルセールの時期を狙えば、高額なアウター商品を1万円台で手に入れる事も可能です。
同じ要領で、アウター以外の1万円前後の値がつけられた商品に関してもファイナルセールの時期まで待つと5000円前後で入手する事が可能です。《参考元 … 作業用パンツ》
もし金欠ながらどうしてもディッキーズの商品が欲しいという場合は、安易に評判がいまいちな他の安いブランドに手を出すのではなくセールまで待ってみてください。
作業ズボンとしてディッキーズの商品が欲しいならどこで買えばいい?
ディッキーズは日本法人を設立してから全国の大都市にオンリーショップを続々オープンさせてきました。
そのため、大都市圏居住者の中で、キチンと試着した後で商品を購入したい場合はお近くのオンリーショップに行ってみる形を推奨します。また公式サイトのDealer一覧ページを確認してみると正規取扱店リストが掲載されていますので、ディッキーズを取り扱うセレクトショップまで行くという手もあります。
僻地に住んでいて高い交通費をかけてまで店に行きたくない場合や、試着が要らない場合は、公式サイトからリンクされているZOZOTOWNで買うのもおすすめです。ZOZOTOWNは室内試着後の返品にも対応しており、ネットからの購入でも特にリスクがありませんし、最短だと購入の翌日には届けてもらえます。